『遊学の増築』掛軸、レコードプレイヤー、紙、紹介ビデオ。
2025年 三重県松阪市の有形文化財「原田二郎旧宅」の二階に展示。
企画展「第5回 松阪カルチャーストリート」のために制作。
実業家 原田二郎 (1849-1930)は、1882年に二階を増築し書斎とした。帰省して引き篭もるのではなく、京都、東京に遊学して持ち帰ったものを育てたのではないか。
松阪(旧一志郡嬉野町)出身の詩人 村田仁(1979-)は、詩『遊学の増築』 を書くことで、自身の経験と引き合わせる。
村田による詩の朗読が録音されたレコードを鑑賞者が再生して鑑賞することができる。
なお、レコードのB面は英語版。一階の土間には、作品の紹介ビデオがある。これも村田によるもの。二階に上る階段から体験がはじまる作品。
2025 Jin Murata