詩人ラジオ まんまえ投壜通信

国際芸術祭あいち2025連携企画プログラム「ART FARMing 2025声になる町」内企画
『詩人ラジオ まんまえ投壜通信』展
Poets Radio “Front of Bottlemail”


壜の中に言葉を入れて、いつか誰かに読まれることを信じて海に流す「投壜通信」。「詩」のメタファーとしてよく語られます。
名古屋を拠点に詩の教室や、パフォーマンスなどで活動する詩人 村田仁は、その場に集まった人々で「投壜通信」を行い、誰かの言葉から詩をつくるワークショップを行っています。

国際芸術祭あいち2025 連携企画プロジェクト「ART FARMing 声になる町」のなかで、この「投壜通信」をメインに置いた展覧会を開催しました。

東京を拠点に、ひとり出版社「やしの実ブックス」や、ポエトリーリーディング、演劇などでも活動する詩人の村田活彦さんをお呼びし、投壜通信のインスタレーション空間のなかで、二人の詩人が、詩についてを話します。
それは、ラジオ放送の公開収録という体で行われました。
国際芸術祭あいちのテーマとなっている詩人アドニスの「灰と薔薇のあいまに」についても話します。来場者は、壜に言葉を入れていくことができます。のちに、詩へ昇華していくワークショップもラジオのなかで展開しています。

まんまえ投壜通信展のなかでは詩に関する作品を展示しました。
奥のメインになる一室には、長い机が置かれ、そこで公開収録が行われます。来場者は、紙に言葉を書いて壜に入れ、その周りに置いていくことができます。
ギャラリーにて「投壜通信」を行うことになります。

また、詩集の販売コーナー、村田活彦さんの「やしの実ブックス」の詩の展示、村田の詩「まんまえ投壜通信」を壁面に手書きするもの、そして、シチュエーションユニット カタチのブティックによる『花を贈る人』の公開校正展示を行いました。

Photo: Ko Yamada

2025 Jin Murata

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